Toolox®工具鋼で加工を簡略化
Toolox ® は炭化物の含有が少ない低炭素コンセプトがベースです。 炭化物は機械加工が難しく、炭化物の含有量が少ないToolox®は機械加工性に優れています。 さらに、モリブデン、ニオブ等と合金することで、さらに機械加工性を高めています。
製品プログラム 営業担当者へお問い合わせToolox ® は炭化物の含有が少ない低炭素コンセプトがベースです。 炭化物は機械加工が難しく、炭化物の含有量が少ないToolox®は機械加工性に優れています。 さらに、モリブデン、ニオブ等と合金することで、さらに機械加工性を高めています。
製品プログラム 営業担当者へお問い合わせToolox®の持つ均質な構造により、機械加工性が向上し、インサートの摩耗も軽減します。
Toolox® 44で作られた切断ツールは、従来の工具鋼に比べてより深く切り込み、インサートの寿命を延ばします。 工具メーカーは材料除去率を上げ、表面仕上げを改善することができます。
Toolox® 33を標準的な鋼材1.2312/P20を同じ切削速度で比較したところ、 Toolox®の方がインサートの寿命が3倍で、切削速度が20%早いことが明らかになりました。
別の機械加工試験でも、最大可能切断速度および応力除去熱処理に関して、Toolox®のほうが1.2312/P20よりメリットが多いことが分かっています。 同調査は、総部品コストが減少し、製造時間が16%短縮したことを示しています。 Toolox®は機械加工後も応力除去が不要なため、リードタイムを2日短縮することが可能です。
優れた機械加工性と硬化特性により生産時間が短くなることで、標準的な鋼材に比べて生産のコスト効率がアップします。 迅速な納品を求められた場合でも、品質や性能を損なうことなく製品を供給することが可能です。
Y = 音圧 (Po) |
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X = 時間 (S) |
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Toolox®を使用した工具は、鋼独自の振動減衰特性により、生産性を高め、機械工部品の表面品質を向上させます。 スウェーデンの王立技術研究所 KTHが実施した研究でも、Toolox®で作られた切断工具が振動により強いことを示す結果が出ています。
Toolox®は機械加工がしやすい鋼材です。 Toolox®は大がかりな機械加工後も寸法が安定しているため、通常は応力除去は不要です。 これはギアラック等、長く薄いセクションを機械加工する際に特に役立ちます。 主に片面から機械加工を行った場合も、素材は極めて平坦なままで、矯正や二次的な機械加工の必要がありません。
「製造したギアラックは、 1.8メートルの長さで横方向のたわみが0.004 mm、縦方向のたわみが0.136 mmとまさに真っすぐでした!」
TOMMY PETTERSON氏 - STENA STÅL
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Toolox®は溶接や切断が容易です。 ベストプラクティスをパンフレットでご覧ください。
Toolox®は時間と費用のかかる熱処理が不要で、優れた機械加工性能を発揮する硬化鋼です。