Hardox® Extreme鋼製の研磨材選別用スクリーン
Hardox® Extreme鋼製の研磨材選別用スクリーン

Hardox® Extreme

Hardox® Extremeは究極の機器性能、稼働時間の増加、メンテナンスコストの削減を実現します。世界最高硬度を誇る耐摩耗鋼板Hardox® Extremeは、ロックウェル公称硬度60HRC、または一般的な硬度650-700HBWの耐摩耗鋼板です。

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過酷な使用に耐える耐摩耗鋼板

Hardox® Extremeは、工業用ナイフや剪断刃、シュレッダー、粉砕機や粉砕機のハンマー、ライナープレートなど、過酷な作業に耐える部品に適した鋼材です。極めて摩耗の激しい状況で使用する鋼の種類や等級によって、切削品質、強度、耐久性など、摩耗部品の特性や性能が決まります。機器を故障させることなく長く使用するためには、これらの部品は高い強度と耐摩耗性、耐衝撃性が必要です。

過酷な用途に対応するHardox® Extreme鋼製のシュレッダーナイフを採用したサトウキビ破砕機のローター。
Hardox® Extreme鋼製で、Hardox® Extremeのブランドロゴとカラーが施されたリサイクル用スクリーン。

Hardox® Extremeを選ぶ理由

  • 完全硬化処理済み
  • 機械加工および溶接可能
  • 極めて高い清浄度
  • 保証された特性
  • オーバーレイやハードフェーシングの代替として使用
  • シュレッダーや破砕用途で、より耐久性が高く、メンテナンスコストの低い、競争力のあるソリューションをお求めの場合
  • 高クロム白鋳鉄に比べて納期が短い
  • 切断とハードフェーシングの代わりにレーザー切断のみで、生産性を向上
  • 強度アップと軽量化を実現する新たな設計の可能性を開く

Hardox® Extremeの代表的な用途

廃棄物処理・リサイクル業界での用途

  • プラスチックリサイクルのシュレッダーナイフ
  • ケーブルや合成素材などの 電気廃棄物用シュレッダーナイフ
  • ガラス リサイクル機器
  • 乾式壁・石膏ボード用破砕ハンマー

セメント業界では、セメントレンガ型の中空壁として、優れた耐用年数と低メンテナンスを実現します。

木材加工・林業では、収穫機のヘッドナイフ、皮剥ぎ機や木材チッパーの刃に使用されます。

鉱物加工では、Hardox® Extremeはクラッシャー、フィーダーブレーカー、搬送シュートのライナープレートとして使用されます。

研磨性の高い岩石スラッジが流れ込む移送シュートに使用される、Hardox® Extreme鋼製のライナープレート。

ガラスリサイクルの廃棄物削減で他を圧倒

設備や機械部品にとって、リサイクルは最も過酷な運転環境です。特にガラスのリサイクルには多くの課題がつきものです。Hardox® Extremeを使用したガラスリサイクル機器は極めて優れたパフォーマンスを発揮するため、機器の寿命を延ばすことが可能です。

適切なグレードの選択と溶接に関する推奨事項

お客様の言語で、または英語で、地域のエンジニアによる直接サポートや推奨事項を迅速にご利用いただけます。当社の技術サポートチームは、SSABの世界中に展開する販売拠点と営業担当者のネットワークによって支えられています。あらゆる製造・加工において、お客様の装置が最大の生産性、耐用年数、性能を発揮できるようお手伝いいたします。

Hardox Extremeを溶接する溶接工のクローズアップ。
Hardox® Extreme鋼製のシュレッダーナイフを採用したサトウキビ破砕機のローターのクローズアップ。

Hardox® Extreme鋼製の摩耗部品のスペシャリスト

Hardox Wearpartsセンターの世界的なネットワークで、必要な部品をさまざまな厚みで製造し、お客様の機器の優位性を向上させます。鉱物、研磨性素材、電子スクラップ、未分別廃棄物の粉砕や、シュート、フィーダー、クラッシャー、ビン、バケットのライナーに適した耐摩耗鋼板をご希望の場合は、地域のWearparts Centerにご相談ください。

WearCalcで摩耗寿命を計算

Hardox®のお客様に無料でご利用いただけるWearCalcアプリが、適切な耐摩耗鋼板の選択をサポートします。普通鋼と比較して、さまざまなHardox®グレードを使用した場合の機器の耐用年数の伸びを確認できます。花こう岩、クリンカー、石炭、鉄鉱石、石灰岩、砂、ガラス、金属を含んだ家庭ゴミ等、その他の摩耗素材について計算が可能です。

鋼種に基づいて耐用年数、摩耗などの要因を計算するHardox WearCalcモバイルアプリ。

⼨法レンジ

Hardox® Extreme鋼板は8〜19mmの板厚で、最⼤幅2000mm、最⼤⻑さ14630mmまで可能です。推奨⼨法は2000x4000mmです。その他の⼨法について はご要望に応じて対応します。⼨法の詳細は「⼨法プログラム」をご覧ください。

高強度鋼の各種鋼材寸法を示した表。

機械特性

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    鋼種 板厚
    (mmin)
    硬度代表値
    (HRC), 保証されません
    Hardox® Extreme 8.0 - 19.00.315 - 0.748 57 - 63
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      化学組成(熱分析)

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        C
        (max %)
        Si
        (max %)
        Mn
        (max %)
        P
        (max %)
        S
        (max %)
        Cr
        (max %)
        Ni
        (max %)
        Mo
        (max %)
        B
        (max %)
        0.47 0.50 1.40 0.015 0.010 1.20 2.50 0.80 0.005
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          組織は微細結晶粒。

          炭素当量 CET(CEV)

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            板厚 (mmin) 8.0 - 19.00.315 - 0.748
            最⼤ CET(CEV) 0.57 (0.69)
            標準CET (CEV) 0.55 (0.66)
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              板厚 (mmin)
              最⼤ CET(CEV)
              8.0 - 19.00.315 - 0.748
              0.57 (0.69)
              板厚 (mmin)
              標準CET (CEV)
              8.0 - 19.00.315 - 0.748
              0.55 (0.66)

              公差

              Hardox®を見る詳細については、SSAB カタログの保証を参照してください。

              板厚

              板厚公差は「Hardox®板厚保証」に準じます。 Hardox® 保証はEN 10029 ClassAを満たすと同時に、さらに⼩さい公差を実現します。

              ⻑と幅

              SSABの「⼨法プログラム」に準じます。公差はEN 10029またはSSABとの合意後の基準に準拠します。

              形状

              公差はEN 10029に準じます。

              平坦度

              公差はEN 10029よりさらに厳格な「Hardox®平坦度保証ClassD」に準じます。

              表⾯特性

              EN 10163-2、ClassASubclass1に準じています。

              納⼊条件

              納品条件はQ(焼き⼊れ)Q+T(調質済み)です。鋼板は端がせん断または熱切断された状態でお届けします。別途合意に応じて、⽿付き-ミルエッジで の納品も可能です。

              納品要件はSSABカタログ内「Hardox® Guarantees」またはwww.ssab.comでご確認ください。

              ファブリケ−ションとその他の推奨事項

              溶接、曲げ、機械加⼯

              推奨事項は、SSABのカタログ(www.hardox.com)をご覧いただくか、テックサポート(英⽂のみ)まで、お問い合わせください。

              Hardox® Extremeは熱処理に向いていません。機械特性は焼き⼊れ、および必要に応じてその後の焼き戻しにより⽣まれます。納品条件として記載されて いる特性は150ºCを超える温度にさらされた後は維持されません。

              本製品に曲げ、溶接、切断、研削、その他の加⼯を⾏う際は、適切な安全衛⽣予防策を取らなければなりません。特に下塗りされた鋼板の研削時には、 粒⼦濃度の⾼い粉じんが⽣じる場合があります。

              お問い合わせ情報

              www.ssab.com/contact