
高温用途に適した工具鋼
ほとんどの鋼材は高温にさらされると、高度や靭性を維持することはできません。 しかし、Toolox® は他の鋼材とは違い、 最高590°Cまで熱せられても、冷却後は本来の硬度が維持されます。
製品プログラム 営業担当者へお問い合わせほとんどの鋼材は高温にさらされると、高度や靭性を維持することはできません。 しかし、Toolox® は他の鋼材とは違い、 最高590°Cまで熱せられても、冷却後は本来の硬度が維持されます。
製品プログラム 営業担当者へお問い合わせ高温特性を備えたToolox®は、製鋼所、セメント産業、発電所等、素材を非常に高温で処理する分野の鋳造・鍛造金型、機械部品に最適です。
Toolox® 44はチェーン製造用の熱間鍛造金型に使用されています。 チェーン鋼は約890°Cまで加熱してから鍛造され、金型は常に400~500°Cで使用されます。
Toolox® 44で作られたバケットは、高温のスラグを扱う場合でも、特性を損なうことなく摩耗や熱に対して耐性を発揮します。
真鍮のハンドルは、Toolox® 44の金型を使うことで、730-750°Cでワンストロークでプレスできます。
Y = Rc0.2 (MPa)
X = 浸水時間 (hrs)
Toolox® 44は長時間の浸水後も、高温で圧縮降伏強度を発揮。
Y = Rp0.2 (MPa)
X = 試験温度 (°C)
Toolox® 44はH13標準鋼に比べて、高温での降伏強度に優れています。
Y = 硬度 (HBW)
X = 温度 (°C)
Toolox® 33とToolox® 44はいずれも、高温下で耐摩耗性鋼のQ&T 450 HBWと500 HBWより優れた耐摩耗性を発揮します。
Y = シャルピー-V 衝撃靭性 (J)
X = 試験温度 (°C)
Toolox® 44は、室温と高温のいずれでも、従来の熱加工工具鋼よりはるかに優れた靭性を発揮します。
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Toolox®は溶接や切断が容易です。 ベストプラクティスをパンフレットでご覧ください。
Toolox®は時間と費用のかかる熱処理が不要で、優れた機械加工性能を発揮する硬化鋼です。