SSAB、鉄鋼業界の脱炭素化をリード

SSABはHYBRITの技術により、世界の鉄鋼業界で初めて2026年に化石燃料フリー鋼の発売を目指します。 SSABは2045年までに実質的に化石燃料フリーになります。 SSABは、パートナーやお客様と協力して、採掘から最終製品にいたるバリューチェーン全体を化石燃料フリーにすることを目指しています。

お問い合わせ 化石燃料フリー鋼についてよくある質問
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HYBRIT. 革新的製鋼技術

2016年には、SSAB、LKAB(欧州最大の鉄鉱石生産者)、Vattenfall(欧州有数のエネルギー会社)が協働し、製鉄の革新を目指すイニシアチブ「HYBRIT」を立ち上げました。 SSABは「HYBRIT」技術の活用により、従来の鉱石ベースの製鉄に必要なコークス用炭から化石燃料フリー電力や水素への切り替えを目指しています。 これにより、カーボンフットプリントゼロの世界初の化石燃料フリー製鉄技術が誕生します。

スウェーデンのCO2排出量を10%、フィンランドのCO2排出量を7%削減することを目指しています。

段階

2016年–2017年

予備的な実現可能性調査

2016年

  • スウェーデンエネルギー庁の支援で予備的な実現可能性調査を実施
  • スウェーデンエネルギー庁の支援で4年間のR&Dプロジェクトを開始

 

2017年
SSAB、LKAB、Vattenfallの合弁会社

2018年–2024年

実現可能性調査パイロットプラント試運転

2018年2月
試験段階に関する判断

2019年–2021年
化石燃料フリーペレット試験

2020年–2024年
水素ベースの還元と精錬試験

2021年/22年–2024年
水素貯蔵

2025–2030

量産工場の試運転および転換

2025

  • 転換 - SSAB OxelösundでBF*からEAF**へ切り替え
  • HYBRITデモプラント

2026年
SSAB化石燃料フリー鋼の市場発売開始

2030年頃
転換 - SSAB RaaheおよびSSAB LuleåでBFsからEAFsへ切り替え

* BF = 溶鉱炉。**EAF = 電気アーク炉

化石燃料フリー鋼を選ぶ5つの理由

従来型鋼より割高で、収益に影響を与える可能性のある化石燃料フリー鋼を選ぶ理由

排炭素出量ゼロの鋼への投資により御社ビジネスの経済的・環境的価値を挙げることはひとつの要素に過ぎません。今投資することは御社にとって地球環境改善へのコミットメントとなります。

SSABはCO2排出量削減のために行動し、革新的技術に投資することを最優先課題としてとらえています。 すでに世界有数の高性能鋼を生産している弊社は、2026年までに化石燃料フリー鋼生産をスタートすることで、さらなる製品のレベルアップを目指しています。

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  1. 温室効果ガス排出量を削減
  2. CO2ガス排出の削減・排除は、地球温暖化への取組みや最終的な解消において欠かせません。 世界のCO2の多くの排出源となっている鉄鋼業界では、生産者からエンドユーザーまであらゆる関係者が問題解決に向けて取り組めることがあります。 化石燃料フリー鋼を選ぶことは環境面・ビジネス面において重要な選択であり、産業全体の変革へとつながります。

  3. あらゆる用途に最適
  4. 化石燃料フリー鋼は確かな品質を備えています。最終製品は現在のSSAB製品と同じ品質を発揮しながら、環境に悪影響を及ぼしません。 化石燃料フリー鋼はあらゆる産業のお客様にご利用いただけます。さらに、生産工程でのCO2 排出量ゼロの保証付きです。

  5. 環境面の魅力
  6. 「グリーン」こそがこれからの定番です。そして、このトレンドが後退することはありません。 バリューチェーン全体で、製品、サービス、プロセスを可能な限り環境に配慮したものにする技術やソリューションへ投資することが企業に求められています。 化石燃料フリー鋼への切り替えは、使用する鋼のカーボンフットプリントの解消に取り組む御社の姿勢をお客様に示すことになります。

  1. 「グリーン」化に一足早く着手
  2. 世界中で、法規制の厳格化により、さまざまな産業が特定の環境条件を満たすインフラや工程の開発を迫られています。 この動きは始まったばかりです。企業は今後業界を取り巻く状況に合わせて投資を行っていく必要があります。

  3. グリーン化のニーズに徹底的に応える
  4. 現在、消費者意識や持続可能なバリューチェーンを求める声が鉄鋼業界を牽引しています。 バリューチェーンでの連携が今何より求められています。 化石燃料フリーのバリューチェーンをエンドユーザーに対して保証できるよう、各当事者がそれぞれに役割を果たさなければなりません。 製品が、原料や投入材料を含め、化石燃料フリーであることが重要です。 化石燃料フリー鋼は、あらゆる産業用途においてゼロエミッションを達成する上で重要な要素となります。

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化石燃料フリー鋼についてよくある質問

化石燃料フリーで地球環境に貢献! SSABは化石燃料の使用によるCO2排出量をゼロにする製鋼法の導入により、2026年に化石燃料フリーのプレミアムグレードスティールの発売を目指しています。

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記事

化石燃料フリー鋼が製鉄の将来をリードする理由について詳しく解説

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動画

SSABの鋼製品に関する動画や、SSABでのキャリアに関心のある人向けの動画をはじめ、さまざまな動画をYouTubeで配信しています。

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