お客様の使用例

Hardox® 500 Tufのダンプボディで、より持続可能な、そして収益性の高い輸送を

2022年11月11日 所要時間6

作業現場で「It's New, It's Here, It's Ready For Wear!」のスローガンを付けたHardox® 500 Tuf鋼製ボディ搭載のダンプトラック。

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フランス
企業 Bennes Vincent
産業/業種 トレーラー・車体メーカー
Brand program Hardox® In My Body

摩耗に強く、環境に優しい。Bennes Vincent社は、Hardox® 500 Tufにアップグレードしたことで、車両重量を減らし、積載量を増やし、より持続可能で、より収益性の高いダンプを製造できるようになりました。

2020年7月、Bennes Vincent社はHardox® 450からアップグレードしたことで、フランスでダンプボディメーカーとして初めてHardox® 500を使用した新リアダンプシリーズ - Multi-Blocsを発売しました。では、なぜアップグレードしたのでしょうか? 

Bennes Vincent社の営業部長Christophe Thal氏は、顧客の感想を挙げてこう述べています:「トラックの積載量を最適化するのに役立つ優れた製品だと好評を頂いています」 Thal氏は、ダンプボディの車体重量を280kg (617 lbs.) 削減し、積載能力を320kg (705 lbs.) 高めることができると述べています。 

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フランス
企業 Bennes Vincent
産業/業種 トレーラー・車体メーカー
Brand program Hardox® In My Body
Hardox® 500 Tuf鋼を採用した硬く丈夫なトレーラーボディを指差すBennes Vincent社の社員。

お客様の利点

  • 車体重量の軽量化と積載量アップによる顧客満足度の向上
  • ダンパーは、空の状態でも、部分的に荷物を積載した状態でも、軽量で走行することができます
  • 生産時に使用する鋼材が減るため、最終製品の重量が減り、環境負荷も軽減されます
  • 動作時の無用な重量が減ることで、お客様から要望の多い環境負荷の低減を実現しています
  • Hardox® 450と比較して製造時の工具交換が不要です

耐摩耗性はそのままに、より少ない材料でより軽量化を実現

Benne Vincent社のリアダンプは建設、道路工事、公共工事で使用されています。同社のダンプボディの大部分はHardox®耐摩耗鋼板だけを使用しており、Hardox® 500 Tufでより少ない鋼材を使用しながら、同等の耐摩耗性を確保できることを高く評価しています。しかも、使う鋼材が少ない分、ダンプの軽量化も実現できます。

摩耗性岩を運ぶ採掘トラック。トラックボディにはHardox® 500 Tufのロゴ入り。

「Hardox 450からHardox® 500 Tufにアップグレードする際の最大のメリットは、より少ない材料で、工具を交換することなく、よりハイエンドな製品を製造できることです」

- Christophe Thal氏(Bennes Vincent社営業部長)

燃料費の削減、排出ガスの低減

Bennes Vincent社の顧客にとって、軽量化されたボディは非常に大きな違いをもたらします。車体重量が減ることで、従来よりもダンプにより多くに積載できるだけでなく、ダンプが空の時や 満載でない時には身軽に移動できるようになります。この結果、 燃料費が削減され、トラック自体の消耗も少なくなります。

「ダンプボディへの投資分はわずか 5年で回収できました。これからは純粋に収益になります。ダンプボディはトラックと同じほど長持ちするでしょう」とThal氏は説明します。しかし、一番のメリットは環境負荷の軽減だと言います。

「不要な重量を減らすことで、汚染を減らすことができます。これはまさに、すべてのお客様が目指していることなのです」

これは、欧州連合(EU)が新たに導入したより厳格なCO 2 排出量規制(大型車の排出量を2019/2020年比で2025年までに15%、2030年までに30%削減することを目指す)とも合致しています。

Hardox® 500 Tuf鋼製のトラックボディの前に立つ、笑顔のBennes Vincent社従業員。

軽量化の秘密は鋼材にあり

「Hardox® 500 Tufは非常に耐性が高く、弾力性に優れているため、従来よりも薄い板厚を使用することができます。例えば、当社のMulti-Blocsダンプボディは、8mm(0.315 in.)厚の床板と6mm (0.236 in.) 厚のサイドパネルを使用していましたが、Hardox 500 Tufではそれそれぞれ7mm (0.276 in.) 厚と5mm (0.197 in.) 厚になりました」

SSABとの長年の強力なパートナーシップがもたらすメリット

Bennes Vincent社とSSABは、30年にわたりパートナーシップを築き、共に革新してきました。

Bennes Vincent社のテクニカルディレクターPhilippe Mengel氏は、「私たちは常に素晴らしい関係を築いてきました」と言います。「長年にわたり、SSABの鋼材の進化とともに当社の製品も進化してきました。そのおかげで、ダンプボディを常に改善し続けることができました」と、協力関係は単なるビジネス取引以上のものに発展している、と述べ、さらに

「自社製品の設計でも、技術的にサポートしてくれ、計算や解決方法を教えてくれる、そんな存在です。私自身も、毎週のように電話でやり取りしています」と語っています。

Bennes Vincent社は Hardox® In My Bodyプログラムにも参加しています。現在では、ダンプボディの80%をSSABのHardox耐摩耗鋼板シリーズで製造しており、そのうちHardox® 500 Tufは10%を占めています。Bennes Vincent社がHardox® 500 Tufを同社の2方向開閉型ダンプボディに採用し始めたため、この数はさらに増える予定です。そして、生産量を増やす計画もあります。その理由として、

「ブリネル硬度が上がり、弾性力が増し、耐摩耗性も向上します」とThal氏は締めくくります。

Hardox® 500 Tuf鋼の板を加工する、溶接ヘルメットをかぶった溶接工の近接写真。

Bennes Vincent社について

Bennes Vincent社Vincent Groupの子会社で、フランスのセルネーにあり、ポーランドでダンプボディ生産工場を2か所運営しています。同社は毎年平均650台のダンプボディを生産し、年間5%の成長を見込んでいます。さらに、Hardox® 500 Tuf 鋼板のみを使用した製品ラインをフランスで初めて発売したダンプボディメーカーです。Bennes Vincent社はHardox® In My Bodyプログラムのメンバーです。

摩耗のお悩みはHardox®にお任せください

Hardox 500 Tuf製ダンプ

ダンプに採用されているHardox® 500 Tufの詳細はこちら

積載量を増やし、寿命を延ばす方法。

WearCalcアプリを表示している携帯電話を持つ手

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自社製品にHardox®耐摩耗鋼板を採用することで、どれだけの積載力&耐用年数アップにつながるかを計算できます。

Hardox® In My Bodyのロゴ

Hardox® in My Body - 品質の証

市場トップレベルの製品を約束する品質と信頼の証