コンクリートトラックミキサー、Hardox®耐摩耗鋼板採用で耐久性・積載量アップ

Stetter社は2000年初めより、軽量構造に耐摩耗性を組み合わせた製品開発に取り組んできました。 「より摩耗性の高い砂利グレード（丸い砂利は現在ほとんど使用されない）や、生コンクリートの各種骨材の使用増加により、ドラムの壁やスパイラルブレードへの負担が高くなっています。 早い段階から硬度の高い鋼板を導入したのは、良いタイミングでした」とSetter社の販売責任者Ulrich Bolte氏は言います。

Light LineシリーズのUltraEcoモデルは、コンクリートトラックミキサーの性能を如実に示しています。 重量がわずか3,250 kg (7,165 lbs.) のUltraEcoは、Stetter社の最軽量コンクリートミキサードラムで、重量を最適化したシャーシと組み合わせることで、最大8 m³ (10.464 cu yd) の生コンクリートを積載することが可能です。 今や、Stetter社が納品するトラックミキサーの2台に1台はUltraEcoです。

ミキサードラムの壁を薄くすることで実現した軽量化により、標準的なトラックミキサーと比べて生コンクリートを約0.5 m³ (0.654 cu yd) 多く運搬することができます。 コンクリートトラックの総重量削減は、空の状態でコンクリート工場へ戻る際の燃料消費量減にもつながります。

Stetter社がHardox^®耐摩耗薄板鋼板を採用したのには、確固とした理由があります。 Hardox^®耐摩耗薄板鋼板はHardox^®保証により、優れた曲げ特性、精密な板厚と平坦が保証されています。 Hardox耐摩耗薄板鋼板は0.8 mm (0.32”) ～ 8.mm (0.315”) の板厚、および16,000 mm (629.9”) までの長さでご用意しています。

Hardox耐摩耗薄板鋼板がもつ清浄でなめらかな表面は、実用性と仕上がりの美しさを約束します。 高い表面品質により、ドラムセクションの溶接がより行いやすくなります。 ドラム外面の塗装やストライピングにも大きな違いが生まれます。

Hardox^® 500 Tuf薄板鋼板はHardox^® 400やHardox^® 450よりさらに優れた硬度を誇るため、板厚を薄くし、優れた摩耗寿命をそのままにドラムの重量を軽量化する、もしくは、 板厚をそのままにドラムの寿命を延ばすことが可能です。 いずれの場合も、Hardox^®耐摩耗薄板鋼板はコンクリートミキサードラムの競争力を高めます。