カスタマーストーリー
CTE が Strenx® 高性能鋼板でトラック搭載型リフティングプラットフォームの性能を最大化した方法
2024年11月22日 13:00 CET 所要時間6 分
ZETA 24 J は、作業高さ 10 メートル、リーチ 12 メートルの最先端のトラック搭載型プラットフォームです。Strenx® 鋼板で作られたこの製品は、オペレーターに卓越した汎用性と比類なき安全性を提供し、高所作業車を再定義します。
2024年11月22日 13:00 CET 所要時間6 分
ZETA 24 J は、作業高さ 10 メートル、リーチ 12 メートルの最先端のトラック搭載型プラットフォームです。Strenx® 鋼板で作られたこの製品は、オペレーターに卓越した汎用性と比類なき安全性を提供し、高所作業車を再定義します。
イタリア北東部、ガルダ湖からほど近いリーヴォリ・ヴェロネーゼに、CTE 工場の 1 つがあります。1981年にエレベーターの製造と販売を開始したイタリアのこの企業は、現在、世界中のお客様のためにトラック搭載型プラットフォームとスパイダーリフトを製造しています。
CTE はこれまでに 17,000 台以上のトラック搭載型プラットフォームを製造、販売してきました。
「当社のお客様は、信頼性が高く安全なユニットを求めています。窓の清掃、屋根の上や木の近くでの作業など、高所での作業を可能にするユニットです。これらのニーズを満たすために当社が注力してきた主な課題は、機械をより軽量化し、 新しい排出ガス規制に準拠することでした。当社のユニットで同等または、さらに優れた性能を発揮するためには、より薄く、より強い鋼材を使用する必要がありました」と CTE の技術製品 & イノベーションマネージャーである Roberto Berritta 氏は述べています。
「SSAB は長年にわたって、鋼材の能力を最大限に発揮してきました」
CTE 技術製品 & イノベーションマネージャー、Roberto Berritta 氏。
この課題に対する同社の最新のソリューションは、Strenx® 700 MC 鋼板 とStrenx® 960 CR 鋼板 で作られたトラック搭載型プラットフォーム CTE ZETA 24 J です。.
「ZETA 24 J は、狭いジャッキ構成で最大限の性能を発揮することのみを念頭に置いて開発されました。つまり、伸縮式アウトリガーはなくなり、真下に伸びるアウトリガーだけが使われています」と Roberto Berritta 氏は説明します。
ZETA 24 J はレンタル業界向けに開発・設計されており、素晴らしい汎用性、優れた作業高さとリーチをオペレーターに提供します。簡単に説明すると、作業高さは 24 メートル、リーチは 12 メートル、バスケット容量は 250 kg です。
「オペレーターやレンタル会社にとっての主な利点は、非常に使いやすいことです。そして、最大 10 メートル、そしてほぼ 12 メートル以上の上部構造で最大限の性能を発揮することができました。これは、伸縮式アウトリガーを備えたユニットでも素晴らしい性能と言えます。また、伸縮式アウトリガーと同様に、狭いジャッキでも同じ性能を発揮する機械を設計しました」と Roberto Berritta 氏は語りました。
SSAB の Strenx® 700 MC および Strenx® 960 CR 鋼板をトラック搭載型プラットフォームのすべての構造部品に使用することで、エンドユーザーにこれらのメリットがもたらされます。
「これらすべてを実現するためには Strenx 960 のような可能な限り薄くて強い鋼板が必要でした。1.5 mm の薄さ、そして、ブームとパンタグラフの形状が、同じ抵抗、同じ構造的完全性、同じ座屈耐性を可能にしました。これらすべてを溶接可能な鋼材と組み合わせることで、長い耐用年数を保証します。10年間の運転で少なくとも 100,000 サイクルが可能です」と Roberto Berritta 氏は語ります。
1.5 mm Strenx® 700 MC および Strenx® 960 CR 鋼板を使用することで、トラック搭載型プラットフォームの上部構造の重量を 25% 削減することができます。
「機械の軽量化を目指してこの改善作業を開始したとき、3-4 mm の厚さの Strenx 700 鋼板を使用しました。その後、徐々に薄くなった鋼板を使用し、現在は 1.5 mm の鋼板を使用しています。かつて約 1,250 キロあった上部構造は、現在では約 1,000 キロとなり、さらに優れた性能を発揮しています」と Roberto Berritta 氏は述べました。
CTE は 1990年代から SSAB の顧客であり、その製品と技術ソリューションで数々の賞やノミネートを受けています。2018年、スウェーデン・スティール・プライズでは、従来のソリューションでは対応できないような限られた場所へのアクセスを可能にする革新的なトラック搭載型スカイリフトの開発で 2 位を獲得しました。
CTE は 2015 年から My Inner Strenx® カスタマープログラムのメンバーです。.
「SSAB とのコラボレーションは非常に素晴らしいものでした。技術部門から技術的な情報や提案を提供され、そのおかでが最高の製品を設計するだけでなく、鋼材の溶接方法についてサプライヤーにトレーニングを提供しました。私たちは SSAB の提案に沿って設計を行い、国内外の市場で最高のプレイヤーとなることができたのです。SSAB は長年にわたり、鋼材の能力を最大限に発揮してきました」 と CTE の技術製品 & イノベーションマネージャー、Roberto Berritta 氏は語っています。
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インドネシアのメーカー、PT Sanggar Sarana Baja社は、主材料にHardox® 500 Tuf鋼板を採用することで、ダンプトラックの積載量を最大20パーセント増加させました。このアップグレードは、エンドカスタマーにとって二酸化炭素排出量の削減にもつながります。
Hardox ®500 Tuf 耐摩耗鋼板にアップグレードして以来、 ITC はダンプとコンテナの重量を 35% 削減しました。 その結果 、より軽量 で 耐久性の高い製品が生まれ、最終的に顧客の積載能力が向上しました 。
ここ数年で、トンプソン社はイギリスの真の市場リーダーとなりました。Hardox® 500 Tuf鋼板と Strenx® 900MC鋼板を採用したダンプボディは重量を最大 500キロ削減 しています。これにより、積載能力をアップしたダンプボディをお客様に提供することが可能になりました。