2022年6月22日
5 分
積載量の増加と車両重量制限の厳格化は、一見相容れないように見えます。しかし、 Hardox® 500 Tuf を使用することで、高橋ボデー社はトレーラーの車体を軽量化し、積載量を増やすことができました。
高橋ボデーでは、Hardox® 450 を使用したダンプ車体と同じ設計を採用しています。Hardox® 500 Tuf に切り替えても、生産に問題は生じませんでした。切断、曲げ、溶接は、Hardox® 450 と同じ設備と技術で行うことができました。
技術アドバイスを受ける高橋ボデーは、ダンプトレーラーの車体とコンテナの多くを Hardox® 500 Tuf にアップグレードする予定です。生産工程を改善するため、同社は12 m(39.4フィート)の長さの板に対応できる曲げ機への投資を検討しています。これにより、溶接の必要性が減少し、さらに製品の強度を高めることができます。
「Hardox® 500 Tuf は、厳格な道路規制に従う必要がある日本のお客様にとって有望な素材だと思います。Hardox ®500 Tuf の高い硬度により、お客様のご要望に応え、さらにはそれを超えることができます。Hardox® 耐摩耗鋼板は、日本で高い評価を受けている素材です。Hardox® In My Body のメンバーシップに加入したことは、私たちの評価と売上の面で力強い味方となっています。お客様とは、私たちが期待に応えることに対して、信頼感を築けています。当社とお客様の間に非常に良い関係が生まれています」と、高橋さんは言います。
Hardox® In My Body でレベルアップ鉄スクラップ輸送用の最新コンテナを製造する際、高橋ボデー社は、6mm(0.236インチ)の Hardox® 450 を5mm(0.197インチ)の Hardox® 500 Tuf に置き換えました。この厚みの減少により、使用される鋼板は17%軽量化されました。
50年以上にわたり、日本企業である高橋ボデーは、トラック車体の設計と製造を行ってきました。2000年以来、同社では、ダンプ車体とコンテナに Hardox® 耐摩耗鋼板を使用しています。2010年、同社は、Hardox® In My Body の認定メンバーとなりました。これは、最も厳しい品質要件に従って、Hardox® 耐摩耗鋼板を使用した製品を設計・製造する企業を対象とした SSAB の品質プログラムです。