お客様の使用例
Sjørring社の軽量HYPERバケットで生産性向上
2022年10月20日 所要時間6 分
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アップグレードによって得られる大きな差。Sjørring社が、新しいバケットシリーズの素材をHardox® 450からHardox® 500 Tufに変更したところ、バケット重量と燃料使用量を削減しながら、積載量と性能を向上させることができました。
2022年10月20日 所要時間6 分
アップグレードによって得られる大きな差。Sjørring社が、新しいバケットシリーズの素材をHardox® 450からHardox® 500 Tufに変更したところ、バケット重量と燃料使用量を削減しながら、積載量と性能を向上させることができました。
「2021年、掘削機用バケットの軽量シリーズ「HYPER」を発売しました。一般的な土木作業用途や道路工事での能力向上を目的に開発された製品です。バケットが現場で使われるようになってから1年以上が経ちますが、機械オペレーターからの反応は非常に良好です。この業界では、重量と燃費は大きなテーマです。バケットの重量が減れば、積載量も増え、機械の消耗も減ります。現在、OEMのお客様にHYPERバケットシリーズを提供する準備が整いました。ご希望に応じて、お客様のブランドで提供することも可能です」 Klaus Kalstrup氏 - Sjørring社CEO
Sjørring社はHardox® 450からHardox® 500 Tufにアップグレードすることで、HYPERバケットシリーズの軽量化に成功しました。このHardox®鋼板はHardox® 500と同じ硬度を備え、Hardox® 450とほぼ同等の靭性を発揮します。これにより、バケットの摩耗寿命や耐久性を損なうことなく、15 mm (0.59″) のHardox® 450に代わって12 mm (0.47″) のHardox® 500 Tufを使用することができました。
「HYPERバケットは、標準的なバケットに比べて200kg軽量です。つまり、Hardox® 500 Tufを採用したことで、この同じ量をHYPERバケットの積載量にプラスできるということです。バケットは非常に軽く、ショベルカーとの相性も抜群です」
- John Andersen氏(Mortensen & Nymarkの機械オペレーター)
「この工場では、Hardox® 500 Tufの作業性は極めて良好です。問題は一切発生していません。切断、曲げ、溶接で優れた性能を発揮し、工場設備のアップグレードも必要ありません」 Kaj Verner Nielsen氏 - Sjørring 社溶接コーディネーター
Sjørring社は1946年、デンマーク北部にある 同名の小さな町で設立されました。以来、Volvo、日立、Steelwrist、Doosanといった世界有数のブランドに重建設機械用の高品質なアタッチメントを供給する有数の戦略的パートナーへと発展しました。
Sjørring社は、最適なバケットが建設機械全体の価値創出にどれだけ貢献できるか、その限界に挑戦し、新たな基準を確立することで成功を収めています。そして、Hardox®高強度鋼板を製品に採用することで、市場リーダーとしての地位を確立しました。
「SSABには、HYPERバケットシリーズの設計にあたって、大変お世話になりました。バケットの生産を開始する前に、Hardox ®の性能を最大限に引き出すために必要なサポートをSSABから受けることができました」とKalstrup氏は言います。 軽量なHYPERバケットはHardox® In My Bodyの認証を取得しています。このことは、バケットが設計と製造に関する最高基準を満たしていることを顧客に示す確かな証しです。
Hardox® HiAce は自治体や産業廃棄物管理、廃棄物エネルギー工場、鉱業等、酸性環境の産業に見られる腐食摩耗の問題に応えます。
オーストラリアのBruce Rock Engineering(BRE)社がSSABの腐食環境対応型新耐摩耗鋼板の発売を知った時、新素材の持つ可能性を感じた同社は、スウェーデンの製鋼所に鋼板を注文し、 Hardox® HiAceを採用したトレーラーの製造を開始しました。
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