Hardox®耐摩耗鋼板を採用した採掘用ダンプトラック車体で優れた生産性を実現

20％の耐用年数向上も、収益にプラスの影響をもたらします。 資材の摩耗性の度合いにもよりますが、一般的な耐摩耗鋼板の代わりにHardox^® 450やHardox^® 500 Tufを使用することで、ダンプ車体の耐用年数は50％以上伸びる可能性があります。

Hercules HX車体は、38度傾斜させることでより短時間で積み下ろしができ、チップヘッドからのこぼれを最小限に抑えるため、ターンアラウンド・パフォーマンスが向上します。 傾斜をつけることで、テール部分の空間が増え、ダメージのリスクも軽減します。

2016年にHardox^®耐摩耗鋼板をHerculesダンプ車体に採用したSchlam社にとって、SSABのメンバープログラムHardox^® In My Bodyへの加入は自然なことでした。 Hardox^®はオーストラリアでよく知られている耐摩耗鋼板ブランドです。 プログラムへの参加は、Schlam社の顧客により多くの価値をもたらします。

SSABの摩耗・設計スペシャリストたちのサポートを受け、Schlam社はHardox^® 500 Tufの性能を最大限活用する最適な設計を生み出しました。 硬度に関連して極めて優れた靭性を発揮する最新のHardox^®グレードを 採用したHercules HXは、軽量性と耐久性を備え、高い生産性を発揮する次世代型の採掘ダンプトラック用車体です。

設計と生産工程についてSSABの認定を受けた後、極めて優れた品質と性能の証としてHardox^® In My Body のサインをHercules HXに表示することが認められました。

Hercules露天掘りダンプ車体の採用が世界各地でますます広がっています。 Schlam社はオーストラリアの採掘用ダンプトラック車体の主要サプライヤーです。 これまで国内外の採掘場のために生産されたHercules車体の数は1,000台超。 採掘業界の成長により、Hercules車体の販売台数は今や、Schlam社の国内外の生産拠点および提携先拠点を合わせた過去の製造台数を上回っています。

2016年まで、Hercules車体は「DT HiLoad Hercules」のブランド名で販売されていました。 同年、DT Australia社がSchlamグループの傘下に入ったことで、軽量性に優れた露天掘り採掘用トラック車体のブランド名はその後「Schlam Hercules」に変更されました。 Schlam社は西オーストラリア州、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州をはじめ、国内外にHercules車体の製造拠点があります。

Schlam社のHerculesダンプ車体の生産は、需要の増加に応えるべく、右肩上がりを続けています。

Schlam Hercules HXシリーズのダンプ車体はCAT、日立製作所、コマツ、Terex、Liebherr 等のメーカーの採掘用トラックの要件に合わせて設計されています。

Hercules HX採掘用ダンプトラック車体はHardox^® In My Body認定製品です。 半円形に設計された床は柔軟性に優れ、車体の構造的完全性を損なうことなく衝撃を吸収することができます。

積載時に高強度のカーブ状キャノピーの上に落下する余分な資材は、単純に転がり落ちるようになっています。