Strenx® 1100MC

データシートをダウンロード

⼀般製品情報

Strenx® 1100MCは、より強度と軽量性に優れた構造を⽬指し、冷間成形のために⽣み出された、最低降伏強度1100Mpaの構造⽤熱延鋼板です。

これらのご希望のサイズに切断した鋼板は、強度レベルつながる優れた板厚精度と表⾯品質が特徴で、⾼品質な仕上がりを実現します。

⼀般的な⽤途は過酷な耐荷重構造をはじめとする幅広い部品や構造材です。

⼨法レンジ

Strenx® 1100MCは板厚3.00〜8.00mm、最⼤幅1700mm、最⼤⻑さ16mのご希望のサイズに切断した鋼板でご提供します。

機械特性

板厚
(mmin)
板厚
(mmin)
3.00 - 8.000.118 - 0.315
降伏強度 ReH 1)
(min MPaksi)
1100160
引張応⼒ Rm
(MPaksi)
1250 - 1450181 - 210
伸さ A5
(min %)
7
曲げ⾓度90°度の場合の 最⼩内側曲げ半径 2)
4.0 x t

機械特性の試験は縦⽅向に⾏われます。

1) ReH が適⽤できない場合は、Rp0.2 を⽤います。

2) 縦⽅向および横⽅向。

衝撃靱性

鋼種
鋼種
Strenx® 1100MC
横⽅向試験、保証衝撃エネルギー、10x10mmの シャルピー試験⽚。 1)
27 J / -40 °C20 ft-lbs / -40 °F

1) 板厚が≥ 6mmのものについてはEN ISO 148-1に沿った衝撃テストが⾏われます。規定最⼩値は試験⽚の原⼨に対応します。

化学組成(取鍋分析)

C *)
(max %)
C *)
(max %)
0.15
Si *)
(max %)
0.50
Mn*)
(max %)
1.80
P
(max %)
0.020
S
(max %)
0.005
Al
(min %)
0.015

炭素当量 CET(CEV)

板厚 (mmin)
板厚 (mmin)
標準CET (CEV)
3.00 - 8.000.118 - 0.315
0.33 (0.56)

公差

詳細はStrenx® 保証のカタログか、www.ssab.comをご覧ください。

板厚

公差は「Strenx® 板厚保証」に準じます。Strenx® 保証はEN 10051より⼤幅に狭い板厚公差を提供します。

⻑と幅

幅・⻑さの公差はSSABの基準に準じます。SSAB基準はEN 10051より狭い幅・⻑さの公差を提供します。⻑さの公差は⻑さ調整鋼板のみに当てはまり ます。

形状

公差はEN 10051に準じます。ご要望に応じて、SSAB基準に沿った、さらに狭い公差も可能です。

平坦度

公差は「Strenx® 平坦度保証ClassA」に準じます。Strenx® 平坦度保証はEN 10051より狭い公差を提供します。平坦度保証は⻑さ調整鋼板のみに当ては まります。

表⾯特性

EN 10163-2、ClassASubclass3に準じています。

納⼊条件

熱加⼯圧延済み。Strenx® 1100MCは表⾯を圧延した状態でご⽤意します。

納品要件はSSABカタログ内「Strenx® 保証」またはwww.ssab.comでご確認く ださい。

ファブリケ−ションとその他の推奨事項

溶接、曲げ、機械加⼯

Strenx® 1100MCは溶接、冷間成形、切断で⾼い性能を発揮します。

Strenx® 1100MCは熱間加⼯を要する⽤途や200°Cを超える熱処理には適さない冷間成形鋼板です。規定温度を超えると保証されている特性が失われる場合 があります。

成形に関する情報については、SSABのカタログ(www.ssab.com)をご覧いただくか、テックサポート(英⽂のみ)まで、お問い 合わせください。

本製品に曲げ、溶接、切断、グラインダー、その他の加⼯を⾏う際は、適切な安全衛⽣予防策をとってください。