2019年11月08日
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米国拠点のChampion Hoist and Equipment社がSSABのStrenx®高性能鋼板を採用して設計した、効率性に優れた史上初のシザーリフトで市場をリードしています。Champion社の軽量モデルはどんな積載量にも対応できる優れた降伏強度を備え、さらに構造的完全性を維持しながら250kg近い車体総重量の軽量化を実現します。
「当時、当社のホイスト用鋼材に不具合が発生し始めました」と、Champion社の親会社であるGodwin Groupの創設者Pat Godwin, Sr.氏は 説明します。
「これにより主要顧客を3社失いました。調査の結果、供給された等級に粗悪なものが含まれていたことが明らかになりました。迅速に状況を変える必要がありました。それまでは345 MPa(50 ksi)の最低降伏強度を使用していましたが、Strenx® 100 XFの特性を生かして、より薄い鋼板で689 MPa(100 ksi)の最低降伏強度を達成することができました。こうして、設計を微調整し、Strenxに切り替えました。顧客の信頼を得ることができ、失った顧客のうちの2社が戻ってきました」 とGodwin氏は言います。
鋼材の技術専門家に相談する「Strenx® 100 XFの導入で、ピースあたりの溶接時間が半分に短縮しました。当社の報酬構造は時間ごとではなくピースの完成数をベースとしているので、チームにとっては収入増を意味します」とTaylor氏は言います。「ブレーキプレスオペレーターもこの変化にスムーズに適応してくれました。さらに、パターンを再現または変更する必要がなかったため、生産ラインの効率性が大幅に向上しました。人件費を削減することで競争力が高まり、お客様により大きな価値を提供できます」
Strenx®保証に関する詳細はこちらより薄く軽量なStrenx® 100 XFの採用により、Champion社の顧客は利益向上、燃料費の削減、CO2排出量の削減、寿命向上、車両の安全性向上を実現し、競争力を高めることができます。例えば、商用クラス4または5の小型4トントラック一台につき、耐用年数全体で2.3トンのCO2排出量を削減できます。これは、 米国の10.117m2(2.5 エーカー)の森林が一年間で隔離する炭素量に相当します。さらに、Strenxへの切り替えによって同社の年間利益は €1,603($1,768)増加しました。
SSAB のEcoUpgrade アプリで潜在的なメリットを計算することができます 。Champion 社の場合、素材の降伏強度を345 MPa(50 ksi)から 689 MPa(100 ksi)にアップしたことで、57% の総材料削減と80kg(176 lbs)の容量アップにつながりました。SSAB の Champion Hoist の EcoUpgradedレポートでコスト削減の方法をご覧ください。また、モバイルアプリをダウンロードして、Strenx® 高性能鋼板等の高強度鋼板を採用することの潜在的なメリットを確認することができます。
レポートをダウンロード(PDF)
「 SSAB はお客様と協力して問題を取り除き、市場をリードする製品を生み出し、新しい種類の鋼材を使用することで潜在的な進歩を指し示します」と技術開発マネージャーのJeff Pallittoは 説明します。 「地域およびグローバルな技術チームがお客様をサポートします。当社が行っているような技術的評価やエンジニアリングガイダンスを提供する鋼材メーカーは他にありません。ナレッジサービスセンターチームが、当社素材が世界でどう活用されているかに基づいて設計を検証し、改善点を提案させていただきます」
燃料節約にご関心があるお客様はSSABにお問合せくださいMy Inner Strenx® メンバーで Champion Hoist の創設者である Pat Godwin Sr. 氏と CEOのRyan Taylor氏は、同社のシザーリフトに品質の証を貼ります。
Strenx®へのアップグレードが製品やビジネスにもたらすメリットについて詳しくご説明します。
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