お客様の使用例
Wong Fong社、Hardox® HiAce採用廃棄物コンテナで摩耗の加速を阻止
2021年9月22日 所要時間6 分
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高温多湿の気候には通常の鋼板は適しているとは言えません。Hardox® HiAce 耐腐食性耐摩耗鋼板の発売を耳にしたWong Fong社は、素早くこの新製品の導入に踏み切り、 木くず等の酸性積載物によって引き起こされる酸性・腐食性摩耗に耐える廃棄物コンテナを製造しています。
2021年9月22日 所要時間6 分
高温多湿の気候には通常の鋼板は適しているとは言えません。Hardox® HiAce 耐腐食性耐摩耗鋼板の発売を耳にしたWong Fong社は、素早くこの新製品の導入に踏み切り、 木くず等の酸性積載物によって引き起こされる酸性・腐食性摩耗に耐える廃棄物コンテナを製造しています。
Wong Fong Engineering社は 廃棄物、バイオマス、木くず等、酸性や低pHの積載物用オープントップコンテナ(OTC)をはじめとする広範な輸送・荷重管理ソリューションをシンガポール国内外に供給しています。湿度が高く、降雨量の多いこの地域の気候はとりわけ過酷ですが、 Hardox® HiAceをオープントップコンテナに採用することで、耐用年数と顧客満足度が飛躍的に向上しました。
Wong Fong社は Hardox® HiAceのトライアルバッチで製造現場での性能をテストしました。Hardox® HiAceへの切り替えに伴い、設計や加工の変更は一切不要でした。試験の結果、Wong Fong社がそれまで使用してきたHardox® 450 と同じ切断、機械加工、曲げ、溶接を行えることが確認されました。
「当社はSSABの製品品質を信頼しています。新製品のHardox® HiAceについて聞いた時、さっそく試してみることにしたのです。SSAB の技術サービスから素晴らしいサポートも得られ、 SSABが提案してくれた新素材にとても満足しています。修理のためのダウンタイムの削減にもつながります。また、廃棄物圧縮機などの他の製品にもこの素材を採用することを楽しみにしています」と生産マネージャーのEric Wong氏は言います。
廃棄物コンテナ本体のテールゲートとドアは
Hardox® HiAceを採用するまでWong Fong社が主に使用していたHardox® 450も、それ以前に使用していた普通鋼と比較して遥かに優れた性能を備えていましたが、 今回、Hardox® HiAceに切り替えることで、Wong Fong社はコンテナの鋼板の板厚を薄くし、コンテナの耐摩耗寿命をさらに向上することが出来ました。
現在、オープントップコンテナ本体にはHardox® HiAceが使用されています。酸性環境に強い新耐摩耗鋼板の採用により、Wong Fong社は肉厚を4 mm、床厚を5 mm(Hardox® 450使用時は肉厚5 mm、床厚5 mm)にすることが可能になりました。板厚を1 mm薄くすることで、コンテナの重量が3,900 kgから 3,600 kgに減り、300 kgの軽量化を実現しています。
Hardox® HiAce は自治体や産業廃棄物管理、廃棄物エネルギー工場、鉱業等、酸性環境の産業に見られる腐食摩耗の問題に応えます。
オーストラリアのBruce Rock Engineering(BRE)社がSSABの腐食環境対応型新耐摩耗鋼板の発売を知った時、新素材の持つ可能性を感じた同社は、スウェーデンの製鋼所に鋼板を注文し、 Hardox® HiAceを採用したトレーラーの製造を開始しました。
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