2021年11月11日
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バケットに使用する鋼板の厚みを薄くして、耐用期間を延ばすことは 難しいとされてきました。 しかし、ChangWoonはS45C (S355, G50) 鋼板からHardox® 500 Tufに切り替えることで、摩耗寿命を最大40%伸ばすことに成功しました。
ChangWoonはHardox® 500 Tufを特許取得済みのバケット設計に100%採用し、耐摩耗性と構造強度を実現しました。 高い硬度と靭性を兼ね備え、軽量で強力かつ耐久性に優れた掘削バケットに最適な素材です。 さまざまな部品に同じ鋼材を使用することは、 曲げ加工や溶接時の生産性の向上やスピードアップ等、ロジスティクスや加工面でメリットがあります。
SSABのエキスパートの無料技術アドバイスを入手ChangWoonの顧客の多くは、硬くて摩耗の激しい素材を扱います。 取り扱う素材が硬ければ硬いほど、鋼材は慎重に選択する必要性があります。 A36、grade 50、A514、S355といった比較的柔らかい鋼材で作られたバケット構造は研磨性の高い素材にさらされることで、寿命が短くなるとともに、修理やダウンタイムにかかる費用が高くなります。
従来のバケットでは、ウェアパッケージで鋼板を補強することで強度を保護し寿命を延ばす必要があります。 しかし、こうしたバケットは 耐摩耗性が不十分な鋼板に摩耗部品を組み合わせるため重量がかさむ為、作業に最適とは言えません。
Hardox® 500 Tufを採用することで、従来のバケットより強度と軽量性に優れたバケットを製造することができます。 これは、高い硬度を備えながら、構造用鋼板として十分な靭性も備えているからです。 ChangWoonは鋼板を2 mm (0.079”) 薄くしながら、バケットの摩耗寿命を最大40%アップしました。 さらに、0.6 m3 (0.785 cu. yd.) のバケット重量の17%に相当する90 kg (198 lbs.) を削減することに成功しました。
Hardox® 500 Tufの仕様シートをダウンロードHardox® In My Bodyブランドプログラムのメンバーであることは、ChangWoonの開発と品質へのたゆまない努力を証明しています。 同社バケットは純正のHardox®耐摩耗鋼板を使用し、プログラムの厳格な仕様に沿って設計・製造されています。
「Hardox® 500 TufとHardox® 500の持つ優れた溶接性と成形性は、性能向上と品質維持に役立っています」とChangWoonのKang-Jun Lee社長は言います。 市場で主要なポジションを目指す上でプログラムのメンバーシップが大きく貢献している、と同社は確信しています。
Hardox® In My BodyでレベルアップChangWoonは韓国の建設業界で高い評判を確立しています。 2013年に橋梁構造用部品メーカーとしてスタートし、 2018年にHardox® 500とHardox® 500 Tufを採用した独自の掘削バケットシリーズを発売し、 国内外の顧客から高く評価されています。
ChangWoonは顧客との緊密に連携し、現場オペレーションから集めたフィードバックを参考に 開発プロセスを進め、Hardox®耐摩耗鋼板の性能を最適化させます。
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