お客様の使用例

クイックカップラーメーカー、Hardox® ラウンド・バーを採用

2020年6月09日 所要時間6

建設機械

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スウェーデン
企業 Cerapid-Serameko
産業/業種 建機・重機

土木機械・アタッチメントメーカーのCerapid-Serameko社が、Hardox®ラウンド・バーを油圧式クイックカップラーへの試用を決めた時、 顧客から大きな関心が集まりました。以来、同社はHardox®ラウンドバーを採用し続けてきました。

1988年にスウェーデンで建設機械用バケットメーカーとして誕生したCerapid社は現在、一流機器メーカー向けにアスファルト / ターマックカッター、レベリングバケット、トレンチバケット、深溝用バケット、油圧クイックカップラー、クイックヒッチを製造しています。

創業以来、同社は高い品質と信頼性で定評があります。

「私たちは、お客様の期待を上回る製品を生み出し、万が一問題が発生した場合も、高い水準のサービスを提供することを目指しています」とCerapid社の最高経営責任者、Håkan Sahlin氏は言います。「すべてにおいて改善し続けることを目標にしています」

棒鋼:

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スウェーデン
企業 Cerapid-Serameko
産業/業種 建機・重機

丸棒鋼、新掘削バケットで真価を発揮

Cerapid 社が新しい掘削機バケットに Hardox®ラウンド・バーを採用したのは当然の流れでした。

当社はすでに、Hardox® 450をほぼすべての製品で使用していました。Hardox® ラウンド・バーを使用することで、アタッチメントの品質をバケットのその他の部分やクイックカップラーと同じレベルにすることが出来ます。おかげで、品質を大幅に向上出来ました。お客様からも高い評価を頂いています」とSahlin氏は言います。
2人の男性

摩耗や損傷を軽減

新登場の丸棒鋼が持つ優れた耐摩耗性により、掘削機の 損耗が減り、点検整備までの時間が長くなります。また、予定外のダウンタイムが発生するリスク も低減します。

摩耗や穿通に耐える十分な硬度と 靱性を備えたHardox®ラウンド・バーは、Cerapid社がまさに求めていた素材でした。これまで、Sahlin社は冷間引抜されたS355J2、SS 2142(S420N) 、SS 2511(16NiCrS4)等、高周波焼入れされたさまざまなシャフトバーを試してきましたが、 満足の行く 結果は得られませんでした。

「どの棒鋼も私たちの期待に応えるものではありませんでした」とSahlin氏は続けます。「標準品では柔らかすぎるし 、硬い鋼種では割れが発生しやすい傾向がありました。硬い鋼材と柔らかい鋼材を 組み合わせると、柔らかい鋼材がより早く摩耗してしまいます。しかし、Hardox®ラウンド・バーを使用することで、 硬い鋼材と硬い鋼材を組み合わせることができるため、損耗が確実に減少します」

Hardox® ラウンド・バーでクイックカップラーを製造し、時間とコストを節約

掘削機オペレーターはアタッチメントとバケットの間のクイックカップリングに注意し、 摩耗により緩みが大きくなった場合は、工具を使って修理しなければなりません。摩耗によっては、くさびを使って 安定させることもできます。しかし、摩耗がひどい場合は、バケットアタッチメントの交換が必要になります 。

Cerapid社のバケットは優れた耐用性で定評があり、顧客から高い評価を得ています。スウェーデン国内の採石場で岩石破砕の請負事業を展開する Christer Nätt氏は、Hardox®ラウンド・バーを 高く評価する顧客のひとりです。 「今後、Hardoxラウンド・バー製のアタッチメントの採用で、労働力とコスト の両方の削減を期待できるでしょう」と同氏は言います。

修理の採算性が向上

採鉱場や採石場などの過酷な環境で使用されるバケットは、大きな摩耗や損傷にさらされます。時間の経過とともに 、露出部分のほとんどが摩耗します。しかし、Sahlin社によると、バケット素材の構造と選択 によって、製品の修理の採算性が可能になります。

修理では、Sahlin社はHardox®ラウンド・バーのこれまでにない新しい活用を発見しました。バケット底部のグリッド部品が摩耗や、サイドプレートの補強にも 効果を発揮することが証明されたのです。

掘削機アーム

高強度丸棒鋼のその他のメリット

Hardox® ラウンド・バーの形状はCerapid社製バケットに3つの明らかなメリットをもたらします:

  • 丸みを帯びた形状は、エッジカットが90 度の従来の鋼板に比べて損耗がより広い 面積に分散されるため、摩耗の進行が遅くなります。
  • 鋼板のエッジは切断熱の影響を受けるものの、Hardox®ラウンド・バーは素材の品質が保たれます。
  • 溶接時に必要な溶加剤が減り、溶接接合部は設計の強度に影響しません 。

さらに、 Hardox®ラウンド・バーはCNC機械加工を簡単に行うことができます。

摩耗部品

SSABとの連携で成功を実現

「当社はSSAB と素晴らしい協力関係を築いています」とSahlin氏は言います 。「常に製品開発の最前線に立ち続けるためにも、コネクションは重要です。一連のイノベーションも、お客様との緊密な連携によって支えられています」

Cerapid社は標準製品を提供していますが、そのほとんどは各顧客の要件に沿ってにカスタムメイドされています。SSABはCerapid 社をはじめとする企業がHardox®耐摩耗鋼板の性能を最大限に活用できるよう、設計・製造に関する専門知識を提供しています。

「当社はボルボやキャタピラーなどの大企業だけでなく、小規模な請負業者にも機器を提供していますが、お客様は一様に、最高の品質を求めています。そして、当社はその約束を果たします。また、信頼する鋼材にも投資してきました。Hardox®ラウンド・バーは掘削機バケットの更なる性能向上を実現してくれます」

作業員

確かな成果を生む品質

Cerapid-Serameko社は Hardox® In My Body認定メーカーで、ISO 9001認証を取得しています。Hardox® In My Body製品がもたらすメリットをご覧ください。

部品

Hardox®ラウンド・バーの使用例

掘削機バケット
HS Schoch社、ふるいバケットの耐用年数アップを実現
Kelly Attachments社、靱性と優れた耐摩耗性を兼ね備えたHardox® 400丸棒を採用
掘削機バケット
じゃがいも収穫機
IHardox®ラウンド・バーで収穫能力が倍増