Strenx® 700 OME

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⼀般製品情報

オフショアや海洋産業での、荷重がかかる⽤途のために開発された構造⽤鋼板です。

Strenx® 700 OMEは、EN10025-6、S690QLの要件を上回っていま す。Strenx® 700 OMEは注⽂時にデュアルで鋼板の証明書を発⾏することが可能です。その際、以下のいずれかの船級協会により規定され、承認をうけ ます。デュアルで鋼板の証明書を発⾏することで、SSABのStrenx® 保証による、優れた機械特性、極めて厳しい公差、成形性および⼀貫性をお約束しま す。

分類団体:

American Bureau of Shipping (アメリカ船級協会) AB EQ70板厚4.8〜130mm。 
DNV - GL             NV E690, VL E690            板厚6〜80mm
Lloyds Register(ロイドレジスター)LR EH 69板厚8〜80mm

⼨法レンジ

Strenx® 700 OMEは板厚4.0〜130.0mm、最⼤幅3350mm、最⼤⻑さ14630mmまで可能です。⼨法の詳細については、www.ssab.comでStrenx® 700E/F の⼨法プログラムにアクセスしてください。

機械特性

板厚
(mmin)
板厚
(mmin)
4.0 - 130.00.157 - 5.118
降伏強度 Rp0.2
(min MPaksi)
700101
引張応⼒ Rm
(MPaksi)
780 - 930113 - 135
伸さ A5
(min %)
14

横方向の試験片用.

衝撃靱性

鋼種
鋼種
Strenx® 700 OME
横⽅向試験、保証衝撃エネルギー、10x10mmの シャルピー試験⽚。
69 J / -40 °C50 ft-lbs / -40 °F

別途合意がない限り、横衝撃試験のみ適⽤されます。

機械特性のその他オプション:

オプション1 - 横⽅向試験の衝撃エネルギー(J)10x10mmのシャルピー試験⽚50J/ -60 oC.

オプション2 - 表⾯に対する垂直変形特性の向上。板厚引張強度試験はEN 10164、 Class Z35、Z25、Z15に準じます。

化学組成(取鍋分析)

C *)
(max %)
C *)
(max %)
0.20
Si *)
(max %)
0.55
Mn*)
(max %)
1.60
P
(max %)
0.015
S
(max %)
0.003
Cr*)
(max %)
0.80
Cu*)
(max %)
0.30
Ni*)
(max %)
2.0
Mo*)
(max %)
0.70
B*)
(max %)
0.005

組織は微細結晶粒。*) 意図的合⾦元素。

炭素当量 CET(CEV)

板厚 (mmin)
板厚 (mmin)
最⼤ CET(CEV)
4.0 - 30.00.157 - 1.181
0.38 (0.57)
30.1 - 100.01.185 - 3.937
0.39 (0.58)
100.1 - 130.03.940 - 5.118
0.41 (0.67)

公差

Strenx®を見る詳細については、SSAB カタログの保証を参照してください。

板厚

公差は「Strenx® 板厚保証」に準じます。Strenx® 保証はEN 10029 ClassAを満たすと同時に、さらに⼩さい公差を実現します。

⻑と幅

SSABの「⼨法プログラム」に準じます。公差はEN 10029またはSSABとの合意後の基準に準拠します。

形状

公差はEN 10029に準じます。

平坦度

公差はEN 10029 Class Nよりさらに厳格な「Strenx® 平坦度保証Class C」に準じます。

表⾯特性

EN 10163-2、ClassASubclass3に準じています。

納⼊条件

Strenx® は焼き⼊れ・焼き戻し鋼板での納品です。この厚板材の切断⾯は、せん断ないしは熱溶断処理です。要望により⼨法切断での出荷も可能で す。

納品要件はSSABカタログ内「Strenx® 保証」またはwww.ssab.comでご確認ください。

ファブリケ−ションとその他の推奨事項

溶接、曲げ、機械加⼯

推奨事項はSSABのカタログ(www.ssab.com)をご覧になるか、テックサポートまでお問い合わせください。

Strenx® 700 OMEの作業ガイドラインは Strenx® 700 E/Fの作業ガイドラインと同じです。

Strenx® 700 OME は Strenx®曲げ保証 クラスAに準拠した曲げ保証を備えています。Strenx® 700 OMEの機械特性は焼き⼊れと焼き戻しを⾏うことで⽣まれます。鋼板は580℃を超える温度に晒された後は、納⼊条件として記載されている 特性は維持できません。

本製品に曲げ、溶接、切断、グラインダー、その他の加⼯を⾏う際は、適切な安全衛⽣予防策をとってください。特に錆⽌め塗装された鋼板のグライン ダー処理をする場合、⼤量の粉塵が発⽣する可能性がありますので注意してください。