お客様の使用例
車両重量の制限を満たし、顧客の期待を超える
2022年6月22日 所要時間6 分
積載量の増加と車両重量制限の厳格化は、一見相容れないように見えます。しかし、 Hardox® 500 Tuf を使用することで、高橋ボデー社はトレーラーの車体を軽量化し、積載量を増やすことができました。
ダンプトレーラーに Hardox® 500 Tuf を使用して軽量化する方法
日本のトラック・トレーラー車体メーカーの高橋ボデーは、20年以上前からセミトレーラー車体やコンテナに Hardox® 耐摩耗鋼板を使用しています。そのため、SSAB が Hardox® 500 Tuf を発売すると、Hardox® 450 から新しい耐摩耗鋼板に切り替えることで何が実現できるのか、同社では熱心な検討が行われました。同社の目標 長さ7,500 mm(24.6フィート)のセミトレーラーダンプの積載量を100kg(220.5ポンド)増加させること。
「セミトレーラーダンプの重量を計算したところ、底板の厚さ6 mm (0.236") の Hardox® 450 を、厚さ5 mm (0.197") の Hardox® 500 Tuf に置き換えることで、130 kg (286.6 ポンド) もの重量を減らせることが分かりました。これにより積載量を増やすことができ、お客様にとって大きなメリットとなりました」と、同社のセールスディレクターである高橋政隆さんは言います。
最終的に、硬度が増加したことにより、耐用年数が長期化することに加えて、Hardox® 450 と同等の靭性があることから、より軽量な製品の可能性が広がりました。