掘削業界イノベーションのスタンダードを築く
以来数十年、Austin社はトラック設計の限界を広げ続け、今やトラックの積載能力は363メートルトン(400トン)を誇ります。 主要な鋼板にHardox 450や500を採用することで、車両のさらなる軽量化をもたらし、掘削業界の過酷な用途において新たなスタンダードを築き続けています。 Austin社のカスタム設計を一層進化させるべく、Reynolds氏と南北アメリカサプライチェーンマネージャーのJohnny Greer氏は、当時のスティール業界では不可能だった、一部の特長を改善させた500ブリネル(HBW)グレードを求めていました。
「当社のニーズについてSSABと話し合いましたが、製品の開発は簡単でないことは分かっていました」 とReynolds氏は言います。 「実現できれば、製品の寿命向上や、軽量化による積載量アップにつながる、待望のソリューションを提供できるはずでした。 掘削機械のさらなる進化を可能にしてくれる素材を求めていたのです」
スティール業界の最前線を走り続けるべく、SSABは最新の高強度鋼板をお客様が最大限活用できるよう、研究開発、技術支援、共同プロジェクトに投資し続けています。 緊密な連携により、マーケットが抱えるニーズをより深く理解することができ、新製品の開発へと繋がっていきます。 SSABのHardox 500 Tufは、業界初の構造用鋼と同等の特性を備えた500ブリネルの鋼板シリーズです。
「さまざまな用途やセグメントにおけるお客様のニーズを理解することで、革新的な製品を開発するためのヒントが得られます」とSSAB Special Steels North Americaの掘削部門マネージャーTobias Appelkvistは言います。 「Hardox 500 Tufといった独自のグレードを発売できたのは、お客様との緊密な連携のおかげです。また、業界の革新や進展をサポートしたいという、私たちの真摯な姿勢の表われでもあります」